
相続した土地に価値はある?評価方法と活用・売却のポイントを解説
相続で不動産、とくに土地を引き継いだものの――
「これって本当に価値あるの?売れるの?」
「固定資産税ばかり払って損しているのでは?」
と疑問に思っていませんか?
本記事では、相続した土地の価値の見極め方から、売却・活用の選択肢、注意点までをわかりやすく解説します。
✅ 相続土地の価値がわかりにくい理由
相続で取得した土地は、必ずしも「市場価値」があるとは限りません。
-
道路に接していない
-
周辺に空き地・空き家が多い
-
農地や山林で使い道がない
-
都市計画区域外で建築不可
こうした土地は、固定資産税評価額がついていても「買い手がつかない」ケースも少なくありません。
✅ 土地の評価方法:3つの視点でチェック!
-
固定資産税評価額
→ 市町村が課税のために算定。毎年の納税通知書に記載あり。 -
路線価(相続税評価額)
→ 国税庁が公表。相続税・贈与税の算定基準。 -
実勢価格(市場価値)
→ 実際に売れる価格。立地・需要・地形・接道状況などで大きく変動。
一般の方が「本当の価値」を把握するには、不動産会社や相続専門の士業に相談するのが安心です。
✅ 売却するか?活用するか?判断のポイント
以下の観点で検討しましょう。
売却すべきケース
-
管理の手間や税金負担が重い
-
遠方で活用予定がない
-
相続人間で分割が難しい
活用すべきケース
-
交通利便性が高いエリア
-
住宅やアパートなどの建築が可能
-
駐車場・トランクルームなど低コスト運用ができる
✅ 売却するなら:知っておきたい注意点
-
相続登記が完了していないと売却不可
-
売却益には譲渡所得税がかかる可能性あり
-
相続から3年以内の売却は特例が適用される場合も
売却には「相続登記+境界確認+測量」が必要なケースも。まずは現況の確認をおすすめします。
✅ まとめ:土地の「放置」は損になることも
使い道が見つからず、毎年の税金だけ払っている土地は、早めに評価を見直すことが大切です。
将来的に誰かに負担を残さないためにも、相続した土地の活用・売却は「相続対策の一環」として考えましょう。
専門家に相談すれば、「売れるかどうか」だけでなく「どんな準備が必要か」も見えてきます。
後悔のない判断をするためにも、相続した土地の価値をしっかり見極めていきましょう。
