
地震に強い家にするためのリフォームとは?中古・既存住宅の耐震対策ガイド
日本全国どこに住んでいても、地震のリスクから完全に逃れることはできません。
特に熊本地震や南海トラフ地震が懸念される九州エリアでは、「今ある家を強くする」ことが非常に重要です。
この記事では、今お住まいの家や中古住宅を、地震に強い住まいへと変える耐震リフォームのポイントを解説します。
1. まずは耐震診断からスタート!
「うちは古いから心配…」と感じたら、まず行うべきは専門家による耐震診断です。
診断では以下のような項目を確認します:
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建築年と構造(旧耐震か新耐震か)
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壁の配置バランスと筋交いの有無
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基礎の強度やひび割れの有無
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屋根材の重さ(軽量化が耐震性に影響)
補助金制度を活用できる地域も多く、診断費用の一部が負担されるケースもあります。
2. 耐震リフォームで行うべき代表的な補強工事
診断結果に応じて、最も効果的な補強工事を行っていきます。以下が代表的な例です:
◆ 壁の補強(耐力壁の追加)
→ 建物の揺れを吸収・分散するために必要
◆ 基礎の補強・ひび割れ補修
→ 建物の土台をしっかり固定
◆ 接合部金具の取り付け
→ 柱・梁・土台を強固に固定し、倒壊を防ぐ
◆ 屋根材の軽量化
→ 重心が下がることで地震時の揺れが小さくなる
工事は部分的に行えるため、コストと効果をバランスよく調整することが可能です。
3. 耐震リフォームにかかる費用と補助制度
耐震リフォームは工事内容によって費用が変動しますが、平均的には50〜150万円前後が一般的です。
自治体によっては、最大100万円近い補助金が出る場合もあります。
例:
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熊本市:木造住宅耐震改修補助金(最大80万円)
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宮崎市:戸建住宅耐震補強補助(最大90万円)
事前申請が必要なケースがほとんどなので、リフォーム前に必ず確認しましょう。
4. 耐震+快適性アップの「一石二鳥リフォーム」
せっかく家をリフォームするなら、次のような快適性もアップするリフォームをセットで行うのがおすすめです:
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✅ 耐震壁+断熱材の追加で「冬暖かく夏涼しい」家へ
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✅ 窓ガラスを防災・防犯仕様に交換
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✅ 床材を滑りにくくして安全性アップ
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✅ トイレやキッチンも合わせて省エネ・防災型に
“安心”と“暮らしやすさ”を同時に実現できるのが、今の耐震リフォームの魅力です。
まとめ|古い家も、強く住み継ぐ時代へ
「古い家だから不安」という声をよく聞きますが、正しい診断とリフォームで安全な住まいへと生まれ変わらせることは可能です。
資産としての価値も上がり、家族の未来も守るリフォームを、この機会にぜひご検討ください。
ハウススタイルでは、熊本・宮崎エリアにて中古住宅の耐震診断・リフォーム提案・補助金申請のサポートまで一貫して対応いたします。
安全で快適な住まいづくりをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
